マイマイ新子と千年の魔法 DCP上映会

昨日は新宿ピカデリーへ「マイマイ新子と千年の魔法」特別上映会の鑑賞に行って参りました。
「マイマイ新子…」を初めて観たのは「この世界の片隅に」を初日に観に行ってから直ぐ、片渕監督の作品に触れたくて、観ました。
今回で3回目ですが、もちろん劇場で観るのは初めて。
この上映会は、公開時は35ミリフィルムだったのだそうですが、DCP(デジタルシネマパッケージ)というデジタル素材に変換され、画面比も16:9になって初のお披露目でした。

新宿ピカデリーって来たのは2、30年振り?
綺麗でデッカくなっていてビックリ。
しかも一番大きなスクリーン1での上映で2階の待合ホールにいた人の殆どがこの作品待ちでした。

この大きさで観ると本当に自分も周防灘に面した防府の麦畑の中にいる気がしました。
美しい、ひたすら美しい自然と無邪気な子供達の笑顔。

このお話って主人公の新子というより転校生の貴伊子の成長物語だよね。
ラストの新子が引っ越して行く時の貴伊子の防府訛りは、「この世界の片隅に」ですずが呉言葉になっていく所にも通じていますよね。
そうそう、訛りといえばひずる先生の言葉がメチャナチュラルな山口弁で良いんですよね。
それもそのはずの声優の脇田美代さんは元山口放送のアナウンサー。
「学校」の発音がたまらんです。

上映後は監督の舞台挨拶。
ワシ自身、片渕監督の作品を劇場で観るのは3回目だけど、全て監督の挨拶付き。
それを狙って来ている&首都圏に住んでいる、という条件があるにしても、監督自身が作ったらハイ、そのまま〜っていうスタンスだと出来ない事ですよね。
常に観に来てくれる人の事を考えた最上級のサービス精神です。
まさに、逢いに行ける監督、です。素晴らしい〜

この後、音楽を担当した村井秀清さん、Mookiさん、お客さんで来ていた声優の世弥きくよさん、喜多村静枝さんも登壇して公開時の話などを涙を交えて語っていました。