江田島

前回のブログからの続き。

今日一日は広島の至る所での8月6日を感じようと思ったので10年前に訪れてまた行きたいな、という場所へ行ってきた。
平和公園から中電前電停へ移動、宇品港を目指した。
小用港行きのチケットを買い、高速艇に乗り込む。

小用港、瀬戸内海に浮かぶ江田島の港のひとつ。

ここからどうしても行きたかった場所までバスで移動。
第一術科学校、海上自衛隊の幹部候補生や艦艇に乗り込み砲台や魚雷、その他もろもろの操作をする乗組員の育成をする学校である。
第二次世界大戦までは海軍兵学校として使われ、山本五十六などもここで学んでいる。
ここの講師を務めていた方などがガイドとなって無料で館内を案内してくれる。
自分的には是非ともオススメしたい広島の観光コースである。
来るのは10年振りだ。
10時が初回の見学コースだったのだが、学校に到着したのが丁度10時で間に合わないと思っていた所、どうやらまだ出発していないので滑り込みで参加させてもらった。

まずは学校の講堂から。
写真は正面入口でここからは高貴な方しか入場出来ないとの事なので、平民の我々は裏口から中に入る。
写真の4枚目、床面にある四角の鉄の部分に立てば、2000人の生徒がキチッと整列出来るとな。
素晴らしい。
この講堂で卒業式など行われる。

講堂の次に案内されたのがこの校舎。

海上自衛隊幹部候補生が学ぶこの校舎こそ、旧海軍兵学校である。
この校舎の丁度2倍が戦艦大和の全長という事で、大和デカー、というのを現場で感じた。

そして教育参考館へ移動。

ここは日本海軍の歴史がギュッと詰め込まれた場所である。
ここからは多くの亡くなられた方の遺品等が展示されている為、敬意を表し脱帽、撮影禁止である。
東郷平八郎から山本五十六まで司令官、提督クラスの人物紹介もあるが、やはり回天や零戦などで特攻に行った若者達の顔写真と遺書が心に突き刺さる。
もう、じっくりと向かい合えば合うほど、虚しさと悲しさが込み上げてくる。
自分の命と引き換えに人を殺すって何なんだ?
教育参考館の外には特殊潜航艇や大和の砲弾が展示してある。
某オンラインゲームをやっておられる提督には甲標的とか伊号潜水艦の魚雷として馴染みがある映像かな?

さて、この後、呉までフェリーで移動して大和ミュージアム等で時間を過ごしたのだが 、それは割愛、その後広島グルメ堪能もあったがすっ飛ばす。

 

元安川へ戻って参った。

灯籠流し、新幹線の時間まで観て帰ったよ。